まずは土地探しから始めよう
すでに新築の家を建てるための土地を所有しているのであればその必要はありませんが、土地探しは家の間取りを決めるのと同様に大切な行為です。なぜならば、土地は動かすことが出来ません。その為に一度決めてしまったら、その場所から移動させることが出来ないからです。立地の良い土地を選べば問題ありませんが、そうではない土地を選ぶと後悔することになりかねません。日本ではすでに土地の二極化が進行しています。将来購入する予定の土地の価値がどうなるのかを、じっくりと検討してから購入するべきです。立地の良い土地であれば、売却する時も買い手がすばやく見つかる可能性が高まりますし、いざという時には他人に貸して、賃貸住宅としての機能を果たすこともあるのです。
木造住宅でも修繕すれば長く持つ
日本は他国に比べて住宅の寿命が短いとよく言われます。確かに諸外国では築100年などの家がざらにあります。それに比べて日本では30年もすれば価値はほぼゼロになり、売却をする場合であっても土地値だけの値段になることもしばしばあります。しかし、最近の日本の住宅はかなり丈夫に作られており、昔よりも長く持たせることが出来るようになりました。さらに修繕をきちんと積み重ねることによって、さらに寿命を延ばすことも可能なのです。そのような住宅にするためには、その家に住む家主の家に対する愛情が、家の寿命を左右するといっても過言ではないかもしれません。きちんと修繕をすれば、外国のように築100年は無理としても、60年や70年くらいは使うことが出来るのです。
二世帯住宅には、共有しているのは屋根だけで、生活スペースをすべて分けている完全分離型と、浴室など一部分を共有している部分共有型があります。望む生活スタイルに合わせて、事前によく話し合うことが大切です。